営業の仕事の大きな特徴は、言葉によるコミュニケーションの成否にあると感じています。お客様との打ち合わせ、メールや電話のやりとり、提案資料の作成など、相手の方に伝わる言葉を常に意識しています。内部に対しても言葉で理解すること、説明することのむずかしさと大切さを感じます。

上司や同僚と二人以上で外出するとき、電車やバスでの移動時間、二つの訪問先を回るときは、その間の調整時間など、途中の時間があります。あいだの時間はとても大切で、次の訪問の準備や確認を行う、前の訪問先での打ち合わせ内容をまとめるなど、聞きたいこと話したいことがたくさんあります。社内会議でのかしこまった形とは違いますが、チームコミュニケーションが自然に行われる時間です。

一人のときも、内容としては同じことを考えるのですが、ノートに書くとかPCで資料を見るとかだけだと、何か確認が弱い気がしてしまいます。少し不安があると、私は一人になれる場所にいって、考えたことやまとめたことを、小声で言ってみます。頭の中の考えを書くことではっきりと言語化すると、内容を自分自身に納得させることにつながっていくようです。

映画や読書など、仕事とは全然関係のない話から、言葉に対して新しい気づきを得ることもあります。仕事を通して、自分の言葉の使い方や、言葉に対する感度などが、少しずつ養われていくような気がしています。